セイカダイヤエンジンSDGsに関する取組み
目標14 海洋と海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
当社では「人々が豊かな日本の梅で快適に持続的に仕事をする環境を守り広げる」をビジョンとして掲げ、SDGs達成に貢献すべく様々なアクションに挑戦しています。今回は「海の豊さを守ろう」に合致した取組みの一つとして、養殖サーモンの水揚げ時に発生する血水に対し、『凝集処理』を実施することで環境への負荷を大幅に低減させることが可能となりましたので、以下にその取組みを紹介致します。
秋田県八峰町の若手漁師が中心となって設立した「八水株式会社」様が、2021年から岩舘漁港内で試験養殖として取り組んでいる養殖トラウトサーモン~ブランド名「輝(かがやき)サーモン」~の今シーズン初めての水揚げが4月25日(火)に行われました。
◆八水(株)様では輝サーモンの水揚げ後に直ちに活〆し脱血する事で生臭さをなくし、鮮度を上げることで美味しさを向上 させています。その際に発生する血水の処理について、当社が血液成分を分離し凝集処理する「魚の血専用の凝集剤」を取り扱っていることから、今回お話しを頂戴し、その凝集剤を当社から八水(株)様にご提供、血水凝集処理を実施して頂きました。
メディアが取材で取り上げていました
この日に水揚げされた養殖サーモンは約220匹で、体長60~70センチ、平均的な重さは3.2キロ程度。
約2tの血水が発生しましたが、凝集処理を行い処理水と固形分に分離・脱水することで、容積が大きく縮減し産業廃棄物の減少に寄与することが出来ました。
加工工程で発生した血水は、通常 全量が産業廃棄物となりますが、本凝集剤を用いることで産業廃棄物の大幅な削減、また海洋環境への負荷を大きく低減することが可能です。
※処理水については、事前のビーカーテストで出た処理水を指定業者で水質分析を行い、海洋への排水基準を満たしていることを確認済みです。
画像は、500mlの血水を凝集処理した後の処理水と分離した固形分になります。
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