漁船用エンジン向け「次世代バイオディーゼル燃料」活用に関して株式会社ユーグレナと相互連携に合意

2021.10.21

　セイカダイヤエンジン株式会社（本社：東京都新宿区/取締役社長：柴﨑 亨、以下、セイカダイヤエンジン）は、「次世代バイオディーゼル燃料（サステオ*1）」を漁船用エンジン向けに初めて供給すると共に、株式会社ユーグレナ（東京都港区/代表取締役社長：出雲 充、以下、ユーグレナ社）とバイオ燃料活用連携に関し、協力関係を構築することに合意しました。

　セイカダイヤエンジンは、ユーグレナ社が宣言した「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN』宣言*2に賛同し、今後SDGsの理念、特に｢GOAL14:海の豊かさを守ろう｣の理念と船舶におけるバイオ燃料の追求という目的を共通理念とし事業を推進して参ります。

　このような理念に基づき、セイカダイヤエンジンとユーグレナ社は、温室効果ガス排出量の一層の削減を進めるため、主にバイオ燃料の利活用に関する知見について相互の情報交換を促進し、また、当社が販売する舶用エンジンにユーグレナ社が開発した「サステオ」の利用の可能性を探るため、連携を図ることと致しました。

　尚、来る11月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催される「第23回インターナショナルシーフードショー」へ出展し、脱炭素へ向けた取り組みを紹介するなど水産業界に新たな付加価値を提案して参ります。

*1『サステオ』

使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ（和名：ミドリムシ）等を主原料とし、食料との競合や森林破壊のリスクが低いという点で持続可能性に優れた次世代バイオディーゼル燃料です。また、分子構造が軽油と全く同じ（JIS規格・品確法上ともに軽油に該当）ことから、軽油を使用している既存車両のエンジンに使用可能であり、水素や電気といった代替エネルギーへの移行に際して課題となる多大なインフラコストを必要とせず、既存インフラを活用しながら効率的に普及拡大することが可能となります。

*2『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』宣言

　ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料実証プラントの竣工を機に、「日本をバイオ先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN』を宣言しました。ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入し、そして2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げています。

＜お問い合わせ先＞

　　経営戦略部　TEL：03-5937-0430　

【ご参考】

*「株式会社ユーグレナ」

・2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ（和名：ミドリムシ）の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の商業生産に向けた研究開発を行っています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                                                                                                                      以上

ユーグレナ社との連携合意のお知らせ [PDF 260KB]